
Event
出版を記念して様々なイベントを開催します!!
2023年3月2日木曜日20:00-21:00
2022年12月13日火曜日20:00-21:00
株式会社すきだよCEOのあつたゆかさん(近著:「共働きのすごい対話術」)と、夫婦・カップルの話し合いでもなかなか話題を切り出せない「子どもを持つこと」についてお話しします。
どんなトラブルがあり、どんなふうに対話していけば良いのでしょうか。子どもを持つことについて様々な角度からお話ししていきます。
PHP研究所 Voice(ボイス) 2月号
著者インタビューが公開されました
Introduction
子どもを持つことを躊躇/後悔している人へ
はじめに
「死ってなんでしょうか?」
「生きることの意味とは?」
「不老不死になったら人間の死生観はどうなるのでしょう?」
上記のような問いかけについて、人生で一度は考えたことがあるのではないでしょうか。本書は、あるきっかけから始まった、宗教学者の島田先生と、起業家や芸術家による勉強会から生まれた書籍です。
本書は以下の4つの章で構成されています。
1.生まれてくる方がいい
2.人生には意味がある
3.死は怖くない
4.死は限りなく美しい
GADHAの代表であるえいなか(中川瑛)は、第1章を担当しています。
死の前に、人は不条理に生まれてくる
この勉強会が進む中で、死について考えれば考えるほど、僕はそもそも生まれてくること、誕生することに思いが向かうようになりました。死は、生きるものにだけ訪れるからです。
望むこともなく生まれてきてしまう不条理。他者と真にわかりあうことはできないという苦しみ。誰も自分の全てをわかってはくれない絶望。抑圧構造をたくさん残したこの社会に生まれてくる不幸。
死について考えていたはずが、むしろ生まれてきてしまったことの苦しみを思いました。
それは僕自身が発達障害、アルコール依存症、愛着障害、パーソナリティ障害といったさまざまな現代の「生きづらさ」に関連したラベルと生きてきたからです。
僕は、新しい命を生み出して良いのだろうか
生きることは苦しかった。加えて僕は、モラハラ・DV加害者として誰より大切なパートナー、そしてこれまで生きてきた中でたくさんの人を傷つけ、生きづらくさせてきた人間です。
たとえ遺伝・環境要因があったとしても、その加害の責任から免ぜられることはありません。僕はそれを引き受けて生きていく必要があります。
そんな人間が子どもを持つこと、新しい命を生み出すことが果たして許されるのだろうか? 死について考えていたはずが、気づけば自分の人生の重要な意思決定に関する問いが突きつけられていました。
現代において、少なくない人が、子どもを持つことを躊躇しているのではないでしょうか。自分の遺伝・環境要因から生じた何かを次の世代に残すことを恐れている人、この加害的な社会に新しい命を生み出すことに罪悪感がある人がいるのではないでしょうか。本稿は、そんな人にぜひ読んでみていただきたいと思います。
答えが書いていて、それに従えば良い、という性質の文章では全くありません。一人の、様々なスティグマを抱えた人間が、頭を抱えながら、もがき苦しみながら、考え続けていることを包み隠さず書きました。
反出生主義と生命の哲学、ケアとそれが可能な社会
本稿は、大きく前半と後半に分かれています。
まず前半は「反出生主義 v.s. 生命の哲学」について展開します。おそらくこのテーマに関心のある方は、一度は聞いたことがあるであろうキーワードが「反出生主義」だと思います。まずこの観点を検討し、続いて人類という種は持続させるべきだと主張するハンス・ヨナスの「生命の哲学」について触れます。このくっきりとしたコントラストを持った2つの思想を比較検討することを通して、命を生み出すことについて僕なりの考えを深めていきます。
続く後半は「誰にとって良いのか」を問い直します。「僕は新しい命を生み出して良いのか」と考えるとき、一体誰がその射程に入っているのか。それは僕一人で決められることなのか。パートナーはもちろん、親かもしれないし、社会かもしれないし、そもそも子どもも含めて、このことについて考える「主語」は一体誰なのか、ということを考えていきます。
本稿の最後には、現時点での僕のたどり着いた考えを提示しています。「自分は子どもを持って良いのだろうか?」と悩み、葛藤している人に、同じように悩む人間のひとつの思考の例としてお読みいただければと思います。
若者のための
死の教科書
青文舎 2022年11月30日発売監修・島田裕巳著者・中川瑛・下山明彦・長谷川彰宏・前田陽汰- Reading Group
少なくない人が「自分のような人間が子どもを持つこと、新しい命を生み出すことが果たして許されるのだろうか?」「それはすごく悪い/怖いことのような気がする…」あるいは「子供を持ってしまったけれど、良かったのだろうか」と悩んでいます。
そんな人たちが、本書を読んでの感想に加えて、生きることや命を生み出すことについてのモヤモヤや葛藤を共有する読書会を随時開催していきます。
「産むべき/産むべきでない」といった意見を戦わせる場所ではなく、それぞれの参加者の痛みや葛藤や不安に耳を傾けあう場所です。繊細なトピックであるため「顔出しなし」「仮名推奨」で開催します。
参加費は無料ですが、書籍の第1章(中川が担当)を読んでからの参加を想定しています(Amazonはこちら)。
以下のリンクから参加を希望する日にちをお教えいただけましたら、読書会のためのzoomリンクをお送りいたします。
Zoomの使い方はこちらをご覧ください。
第1回:2022年12月09日金曜日20:00-21:00
第2回:2022年12月13日火曜日21:15-22:15(あつたさんとのトーク終了後すぐ)
第3回:2023年03月02日木曜日21:00-22:00(長谷川さんとのトーク終了後すぐ)
Message
メッセージ
監修・島田裕巳(宗教学者)
若者たちと死について考えることは、爽快な体験である。
年をとってくると、死が身近になってくる分、死は日常化し、病気の延長線上にあるものに変わってしまう。
若者にとっては、死は遠く、茫漠とした彼方にあるため、そこに恐怖とともに、神秘を感じることができる。私は、彼らとの共同作業で、それを感じた。
若いということは、まだ何事もなしとげてはいないということである。それぞれが、すでにやり遂げたことはあっても、将来において、出来そうな事柄は山のようにある。だから、死ぬわけにはいかない。時間は膨大にあるにもかかわらず、どこか焦りの気持ちも入ってくる。
『若者のための死の教科書』に含まれるものは、文章も内容も、まだまだ未熟だ。
けれども、若者にしか書けないこと、考えられないことがある。それを、彼らと同世代の若者たちがどう受け取るのか。それを是非とも知りたいと思うのだ。
監修者プロフィール:宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。『創価学会』『日本の10大新宗教』『葬式は、要らない』『「日本人の神」入門』『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』など、著書多数。(株)すきだよCEO あつたゆかさん
さまざまなご夫婦の相談に乗る中で、「自分は子どもを持ってもいいのだろうか」 「この日本社会で、生まれた子どもは幸せになれるのだろうか」と悩む方をたくさん見てきました。
生まれてきた子どもを100%幸せにできる保証はないですし、 生きている以上、子どもが傷つくことは避けられません。
「欲しい」という理由だけで子どもを持っていいんだろうか? 自分は親になる資格があると言えるのだろうか? 本書は、そんな問いを持つ方々への気づきの一冊となっています。 ぜひ読んでみてください。
若者のための
死の教科書
青文舎 2022年11月30日発売
GADHA代表えいなか(中川瑛)が直面した「僕(のような人間)は子どもを持つことが許されるのだろうか?」という問いに悩み、葛藤しながら応じる論考が収録。
自分の遺伝・環境要因から生じた何かを次の世代に残すことを恐れている人、この加害的な社会に新しい命を生み出すことに罪悪感がある人と共に考え続けていくための1冊。
監修・島田裕巳(宗教学者)99%離婚
モラハラ夫は変わるのか
中川瑛・原作、龍たまこ・漫画
KADOKAWA
「おれは仕事も家庭もうまくやっている」エリート会社員・翔がある日帰宅すると、家の中は真っ暗だった。
「どういうことだ?」この時すでに、【99%離婚】という状況になっていたことに、彼は全く気付いていなかった。傷ついてばかりできた妻・彩。自分がモラハラ被害者と気づいた彼女は、娘を連れて家を出ていた―。
「モラハラ夫は変わらない」世間ではそう言われています。これは、変わりたいと必死でもがく、一組の夫婦の物語です。
2022年12月26日発売孤独になることば、
人と生きることば
中川瑛・著人が離れていってしまう、あるいは人から離れてしまう。長期的に、無理がなく、一緒にいてくつろげる幸福な関係を人生において持つことができない。自分の弱さや喜びを安心して分かち合え、またその人の醜さや嬉しさを分かち合ってほしいと思える人間関係を持てない。
それが孤独です。
人と生きていきたいのに、孤独になってしまう。
人はいずれみんな自分を捨ててしまう。
自分は誰にも愛されない。そんな孤独への不安に苦しんでいる方。そんなあなたに本書を読んでいただけたら、本当に嬉しいです。
2023年3月29日発売- Inquiry
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