理論全体のガイド

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ガイドの目的

このページは、G.A.D.H.A.が提唱する理論の全体を概観するためのページです。最初にこのページをご覧の上、特に関心のあるパートの詳細を読んでいただけます。G.A.D.H.A.公開に伴い情報を整理しているため、工事中のページが多数存在していますがご了承ください。

理論全体の構成

G.A.D.H.A.の理論は、大きく「原論」「実践論」に分かれています。原論は抽象度が高くややわかりづらいですが、実践の前提になる重要な理論について取り扱います。例えば、存在・他者・関係・解釈・幸福などが対象となります。

実践論は、より具体的で普段の生活に応用が容易なものです。例えば「配慮するコミュニケーションとはどのようなものなのか」「それはどのように身につけることができるのか」といったことを検討しています。

理論が目指すのは「大切な人を大切にするとはどのようなことか」を明らかにし、その方法を示すこと(実践論の範囲)です。そのためには、その前提となる「人」や「大切にする」ということの意味、さらには「なぜ大切にすることが良いことなのか」といった理解(原論の範囲)が必要になります。

原論に関心がない方は、最初から実践論に目を通すことをお勧めしています。

A.原論

1.認識論:わかる/わからないとは何なのか

問いは「私たちが同じ現象を目の前にしてわかりあえないと言うとき、私たちは何について話しているのでしょうか?」というものです。

 

2.幸福論:なぜ大切にすることが善いのか

問いは「なぜ、わかりあうことが大事だとされるのでしょうか。逆に言えば、わかりあえないことが深い絶望を意味するのはなぜでしょうか?」というものです。

B.実践論

1.ケア論:大切にするとはどういうことか

問いは、「「悪意のない加害者」が苦手とする「ケアのコミュニケーション」の構成要素はなんなのか?」というものです。

2.変容理論:大切にする仕方をどう学習するか

問いは、「「悪意のない加害者」が変容し、大切な人を大切にできるようになるにはどんなプロセスがあるのか?」というものです。